団体初のツアーとして、横浜公演はYPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)フリンジ2025参加作品、福岡公演はキビるフェス2026招聘作品として2都市で上演された。冷戦構造の終焉とともに揺らぐイデオロギーを背景に書かれた戯曲を、現代日本に生きる私たちの問題として引き寄せ、無条件に受け入れてきた現代の平和のあり方そのものを問い直す試みである。
画家 浦川大志氏とコラボレーションした舞台美術は、「逆さ吊りの木」をモチーフとし、本来地に根ざすべきものが宙吊りのまま成立している現代の平和の不安定さを象徴し、空間全体に強い緊張関係をもたらした。俳優の身体性、映像、音響、美術が交錯する〈広場型〉の上演空間では、舞台と客席の境界が揺らぎ、観客は単なる鑑賞者にとどまらず、作品の只中に巻き込まれていく。強い没入感と圧倒的なエネルギーを伴い、観る者を思考の渦中へと引き込む上演となった。
来場者アンケートより
- 一歩入った瞬間から、異世界に迷い込んだような感覚で、役者のみなさんのエネルギーと迫力に圧倒されました。イチ観客でありつつ、作品のなかに迷い込んでいるような、それぞれの役の苦悩や辛さを疑似体験しているような、そんな感覚になりました。
- 俳優さんたちは美しくもあり、恐ろしくもあり。音響や映像の不気味さや毒毒しさが面白くもあり。引き込まれ、新しい種のエンターテイメントを体感させていただきました。
日程
横浜公演
2025年
12月7日(日) 13:00 / 18:00
12月8日(月) 13:00 / 20:00
12月9日(火) 14:00
福岡公演
2026年
1月17日(土)13:00 / 19:00
1月18日(日)13:00 / 18:00
会場
横浜公演
Art Center NEW(〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅B1F)
福岡公演
塩原音楽・演劇練習場 大練習室(〒815-0032 福岡市南区塩原2丁目8-2)
原作
ハイナー・ミュラー
構成・演出
上野隆樹(Mr.daydreamer)
出演
紗羽
古川 智恵子
赤阪 陸央
珠緒
(以上、Mr.daydreamer)
渡邉大(Space_)
スタッフ
制作:野上紗羽(Mr.daydreamer)
舞台監督:古賀駿作(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
舞台美術:浦川大志
映像・テクニカル:上野隆樹(Mr.daydreamer)
音響:平野美羽(演劇空間ロッカクナット)
照明(福岡公演):高松奈緒子
衣装:池田千春(NeMo)
フライヤーデザイン:スタジオぽたみ
フライヤービジュアル:浦川大志
クレジット
横浜公演
【主催】Mr.daydreamer
・YPAMフリンジ2025参加作品
・公益財団法人公益推進協会「林ひろみ基金」による助成事業
福岡公演
【主催】Mr.daydreamer・パピオビールーム共同事業体・福岡舞台芸術施設運営共同事業体・なみきスクエアみらいネットワーク
みなみ地域振興グループ・福岡市
【共催】 (公財)福岡市文化芸術振興財団
・キビるフェス2026参加作品
・「福岡銀行ふるさと振興基金」による助成事業
・公益財団法人西日本シティ財団「地域文化助成事業」による助成事業




















